アクアレーサーをチューニングしよう
平尾モデル「アクアレーサー�T」の場合

キットの製作は極めて簡単。汎用WTCに合わせて出力軸のセンター出しも完了しているので後はリンケージやシャフトの長さを調整すればすぐに走行可能な状態（浮力調整は必要）。でもそれだけでは・・・・・・・・

少しでも人より速く走らせたいと思うのはレーシングマシンなら当たり前ですよね。
そこで私なりに考えてやってみたことを紹介します。

	噴射口を内側から見るとこんな具合。 最初の状態では噴射口の手前に大きな段差が有ります。 この段差により乱流が生じ上手く水が流れないのではと考えました。この段差を取り除きかつスムーズに噴射口に水を導くためエポキシパテで成型します。おにぎり状に見える水色の部分がそうです。硬化時間の長いパテを使いゆっくりとベンチュリー状に仕上げて行けば後で削る必要も有りません。
	「アクアレーサー�T」には船体中央下方に大きなインテークが有ります。ここから吸入された水は胴体の中を流れ噴射口に導かれますが中には大きなWTCが有って水の流れを邪魔します。特に黄○マークの部分が狭くなってるのに気がつきました。
	そこで直近から水を供給できるように補助インテークを設けました。最初は余りにも直近に設けたために逆にスピードダウンしてしまいました（水物は難しいっす）。写真は失敗した位置で後端から3ｃｍ。
	ここから前方５ｃｍ移動し後端から８ｃｍに作り直し。これで大夫良くなりました。結果的にダクトはもう少し大きくても良かったかな？と思っています。実際推力を計ったわけでは無いですが体感的には上昇。
	最後に行き着くのはこれ！！ですな！ ノーマルの１８０モーターで頑張りましたが人に負けたくない気持ちは抑えきれずブラシレスモーターに変更。３２００KVですから７．２V掛けて２３０００ｒｐｍとなりとてつもなく高回転では有りません。減速比は１４：４５（１：３．２）で出力軸は７２００RPMとなりますが１８０モーターではしんどそうだった強ピッチインペラを回しきります。体感でおぉ！速いと実感でき速度は１．５倍以上有るかも？ この速さでバッテリーの持ちは１８０とほぼ同じですから驚き！ にてお好みのブラシレスモーターを組んだWTCの製作を請け負います。詳しくはたもつ模型の掲示板かメールでお問い合わせ下さい。